【テープ基幹の総合材料メーカー】液晶・半導体、医療用など多角展開。
日東電工子会社のニトムズ(東京・品川)は医療機関に販売している医療用テープ「優肌絆(ゆうきばん)EasyCut」の個人向け販売を始めた。医療機関には複数セットで販売しているが、患者の声に応えて個包装にした。新型コロナウイルスの感染拡大で通院が難しい患者が増えていることを受け、個人でも購入できるようにした。
ニトムズが個人向けに発売した医療用テープ「優肌絆 EasyCut」
角質をはがしにくく、肌に優しい粘着剤を採用した「優肌絆」シリーズに、個包装の商品を用意した。不織布にミシン目を入れ、手で切れるように工夫した商品で、はがす際に角質がはがれることによる肌の痛みを抑えることができる。包帯やガーゼを固定するために同じ箇所に繰り返しテープを貼る人や、敏感肌の人からの需要を想定する。
2020年7月に医療機関向けに発売して以降、肌への刺激が少なく使い勝手がいいとして、個人向けの販売を望む声が寄せられていたという。全国の病院内の売店や調剤薬局を中心に取り扱う。
新型コロナの感染拡大で、通院を控える人も増えている。個人が購入しやすくし、自宅でも患部をケアできるようにしていく。1個入りで長さは7メートル。幅は12ミリメートルと25ミリメートルの2種類で、価格はそれぞれ330円と495円。