【重電大手】昇降機など社会インフラ中心。海外原発からは撤退。
東芝は18日、2021年度の採用計画を発表した。東芝グループ国内連結での22年4月入社の新卒採用は1260人を計画し、21年4月の入社見込み(1090人)に比べて約16%増やす。社会インフラやエネルギーなどの事業強化のため、必要な人材を確保する。
内訳は研究・開発や設計などを担う「技術系」が最多で950人。経理や総務、営業などの「事務系」が210人、工場での製造などの「技能系」が100人と続き、いずれも21年4月の入社見込みよりも多く採用する。最も増やすのは技術系で、21年4月の入社見込みの860人に比べ約10%増の950人を採用する。東芝は経営危機からの再建を進めており、事業整理が進んだ結果、業績は安定しつつある。(矢尾隆行)