【産業大口の自家発電比率高い】石炭火力発電所運営に強み。
電力業界が寒波による需給逼迫への対策に追われている。電力設備の使用率が9割超まで達するなか、各社が他社からの融通を拡大し、不足する発電用燃料の調達では石油やガス業界にも協力を要請した。電力卸価格の上昇で新電力の料金にも影響が広がり、安定供給と脱炭素に向けた課題が浮き彫りになっている。
電力設備の使用率は電力を供給できる量に対する需要の割合を示す。通常は80%台だが、1月に入り全国的に90%超に上…
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