【産業大口の自家発電比率高い】石炭火力発電所運営に強み。
運転を始めた宇部太陽光発電所Ⅱ(山口県宇部市)
サンテックパワージャパン(東京・新宿)は7日、宇部太陽光発電所Ⅱ(山口県宇部市)の稼働を始めたと発表した。発電出力は486キロワット。サンテックパワージャパンは中国太陽光パネルメーカーの大手無錫サンテックパワーの日本法人。子会社のサンテックエナジーディベロップメント(東京・新宿)が開発を手掛けた。
宇部太陽光発電所Ⅱは耕作放棄地を活用し、太陽光パネルを1296枚設置した。発電出力は486キロワット。一般家庭約110世帯分の年間消費電力量に相当する発電が可能だ。発電した電気は固定価格買い取り制度(FIT)を利用して、中国電力にキロワット時あたり14円で販売する。20年間の売電で約4300トンの二酸化炭素(CO2)の削減効果があるという。
国内で開発した太陽光発電所は15カ所目。今回の稼働で発電出力の規模は計約3万3000キロワットになった。運用・保守はサンテックパワージャパンが担う。