日本の中央銀行。上場しているが、株式の取引量は少ない
突然のようにみえる危機にも予兆はある。問題はその予兆になかなか気づけないことだ。仮に気づけたとしても、そこに隠された意図を読み解くのは難しい。
ロシアがウクライナに侵攻して1年が過ぎた。いまになって振り返ると、2014年のクリミア危機以降、ロシアの様々な経済指標が来たる衝突に備える国家の意思を示していた。
たとえば政府債務残高の対国内総生産(GDP)比。15年に15.3%ほどだったものを19年ま…
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