日本の中央銀行。上場しているが、株式の取引量は少ない
読者が2022年12月末の株式相場の予想を競った第161ラウンドの日経平均ダービーは高知市の西田友樹さん(26)がトップに立った。
金融機関に勤める西田さんは21年からダービーに参加。国内外のニュースをもとに予想している。転勤先の高知県で出会った外国人教師の友人たちから物価上昇やストライキなど海外の話を聞くのが週末の楽しみといい、副賞の図書カードでは「海外の経済に関する本を読んで勉強したい」と話した。
2位は滋賀県甲良町の会社員、児玉朗さん(45)。児玉さんは22年6月の円ドルダービーでも2位に入賞した。「為替はチャートも駆使して当てにいっているが、株価予想は手探りで難しいと考えているので入賞してびっくりした」と喜んだ。
3位は兵庫県西宮市に住む中田国彦さん(77)。定年退職後に始めた株式投資が「頭の体操になる」そうで、「資産運用とジムのプール通いが健康の秘訣」と打ち明けた。
次回は3月末の予想を募る。プロ部門1位だった住友生命保険の岡田允彦氏が注目するのは日銀の総裁人事だ。「緩和修正に前向きな新総裁になれば、円高・株安が進むだろう」と指摘する。
市場で米連邦準備理事会(FRB)による利上げの打ち止めが意識されつつあることもドル安の要因だ。足元で発表が本格化する米国企業の22年10〜12月期決算では「経営陣の先行き見通しについてのコメントにも注目している」という。
3月末の終値について岡田氏は「世界的な景気減速と円高の影響で株価は軟調に推移するだろう」と話す。バリュエーション(投資尺度)が低い日本株の下がり幅は小さいとみて「2万5千円程度で調整するのでは」と予想した。
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