【茨城・栃木地銀1位】常陽銀行と足利銀行を傘下に持ち南関東に攻勢。
栃木銀行本店の会議室に毎週火曜日の午前8時30分ごろ、有価証券運用に関わる役員らが集まる。国内外の金利動向や債券市場の状況を確認するためだ。毎月1回だった開催頻度は昨秋から4倍になった。「損失が膨らまないか検証しよう」。頭取の黒本淳之介らは運用リスクの管理に神経をとがらせる。
栃木銀の有価証券の含み損は2022年9月末時点で約296億円にのぼる。半年で2倍近く増えた。同年10月にリスク管理の組織…
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