【名門商社】三井グループの中核。金属資源、化学などに強い。海外収益に厚み。
栃木銀行は三井物産子会社のe-dash(イーダッシュ、東京・千代田)と取引先企業の二酸化炭素(CO2)排出量削減支援に関して業務提携したと発表した。栃木銀はCO2排出量を把握したい取引先をイーダッシュに紹介し、排出量の可視化や削減に関するサービスを受けられるようにする。
イーダッシュは電気やガスなどのエネルギー使用量からCO2排出量を算出するクラウド型のプラットフォームを開発、運営している。企業は電気やガスなどエネルギー関連の請求書をPDF化してイーダッシュのプラットフォームにアップロードするだけで排出量を自動で算出。料金は算出対象となる拠点数に応じて月額1万円(税別)から。
クリーンなエネルギー契約への切り替えや再生可能エネルギーの調達など排出量削減に向けた提案も行うという。栃木銀は取引先企業の脱炭素に向けた伴走支援のメニューを整えており、CO2排出量の可視化サービスを加えたことで企業は具体的な削減目標の設定や削減計画が立てやすくなる。
イーダッシュは2月に三井物産が設立した100%子会社。すでに20社超の金融機関と提携している。