【ベンチャーキャピタル大手】企業再生も。証券事業も収益の柱。
22年3月期の決算内容について説明する島根銀行の鈴木良夫頭取
島根銀行が13日発表した2022年3月期の連結決算は、純利益が前の期比18%減の2億9400万円だった。大口融資先の民事再生法申請で与信費用が増えたものの、SBIホールディングスのノウハウなどを活用した新規融資開拓による受取利息の増加などで2期連続の黒字を確保した。
23年3月期の連結純利益は前期比8%減の2億7000万円を見込む。新型コロナウイルスの影響の長期化やウクライナ情勢など先行きに不透明な部分があるとして、取引先の貸し倒れなどに備える与信費用を厚めに積むことによる。
22年4月から25年3月までの新中期経営計画も発表した。SBIグループとの連携強化や取引先の本業支援などに注力し、単体のコア業務純益を25年3月期に10億円にする目標などを掲げた。