【高い原発依存度】関西経済界の代表格。原発代替電源確保が課題。
北陸電力は11日、敦賀火力発電所1号機(福井県敦賀市)の出力を一時的に抑制したと発表した。発電時に発生する排ガスから硫黄酸化物を除去する排煙脱硫装置で、硫黄酸化物を吸収・除去する石灰石粉混合水の漏洩を確認したため。配管が腐食し穴が空き、漏れていたという。
出力抑制にともない供給予備率が低下したのに合わせ、安定供給に最低限必要とされる予備率3%を保つため電力の融通も受けた。北陸電力送配電が関西電力送配電から午前6~8時にかけて、40万キロワット時の融通を受けた。漏れのあった配管を不使用にして漏洩を止め、午前11時半に出力抑制を解除した。