【地銀上位】群馬県内の預金・貸出金シェアで他行を圧倒。
東京証券取引所が4月に実施する市場再編で、北関東の1部上場企業の多くは実質最上位のプライム市場を選択した。一方、事業規模に合わせてプライムに次ぐスタンダード市場を選んだ企業も複数あった。
東証が11日、各企業の選択結果を公表した。新市場の発足は4月4日。
地銀は全行がプライムを選択した。常陽銀行と足利銀行を傘下にもつめぶきフィナンシャルグループや群馬銀行、筑波銀行と第二地銀の栃木銀行、東和銀行がプライム市場に上場する。
一方で、シンニッタンや元気寿司、カネコ種苗などはスタンダードを選択した。シンニッタンは「市場区分を維持するために労力を割くより、身の丈に合った区分で本業に力を入れたい」と説明している。
東証は現在4つある市場区分をプライム、スタンダード、グロースの3区分に再編する。プライムは海外投資家も対象となるグローバル企業向けで、グロースは新興企業向け。スタンダードは中間的な位置づけで、国内事業を主軸とする企業が中心となっている。
〈訂正〉11日午後7時45分公開の「東証プライム、地銀は全行が選択 北関東企業」の記事中、「第二地銀の筑波銀行、栃木銀行、東和銀行」とあるのは、「筑波銀行と第二地銀の栃木銀行、東和銀行」の誤りでした。