【建設用クレーン大手】海外売上高比率高い。車両搭載型にも注力。
建設用クレーン大手のタダノは4日、ロシアとベラルーシへの製品・部品の出荷を同日から停止したと発表した。日米欧によるロシアへの金融制裁を受け、同国からの入金などができなくなる恐れがあるため。同社のクレーンはロシアで原油や天然ガスなどのエネルギー産業の採掘現場で使われている。
タダノが2020年にロシアとベラルーシに出荷したクレーンは約40台で、同年に日本を除く海外全体で販売した台数の5%ほどにあたる。出荷停止の期間は「ロシア・ウクライナ間の軍事衝突が終結するまで」と説明している。