【陸用小型ボイラー大手】知名度高い。保守・サービス網が充実。
決算を発表する三浦工業の宮内社長(4日、松山市の三浦工業本社)
ボイラー大手の三浦工業が4日発表した2022年4~9月期の連結決算(国際会計基準)は、純利益が前年同期比12%増の76億円だった。売上高にあたる売上収益は5%増の692億円だった。いずれも前年同期に引き続き過去最高を更新した。
通期の業績予想や配当予想は据え置いた。また決算に併せて、100億円を上限とする自社株買いの実施を発表した。
国内事業は機器販売、メンテナンスともに堅調に推移した。海外では米国でのボイラー販売が好調だった。原材料価格の上昇などコスト増もあったが、為替の円安の影響もあり増益となった。
期初想定の為替水準は1ドル=120円。実際は予想比で1割ほどの円安水準で推移した。今後については「現状の140円後半から150円にかけてのレンジを意識しながらの経営となる」(宮内大介社長)という。
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