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「AR阿波踊り」システムのサンプル映像
徳島大学はAR(拡張現実)の技術を使い、阿波踊りなどの演出効果を高める手法を開発したと発表した。透明なスクリーンと複数のプロジェクターを組み合わせ、幻想的で立体的な映像を描き出す。開発の中心メンバーである山本哲也准教授(心理情報学)は「阿波踊りや阿波人形浄瑠璃など、伝統文化の魅力発信に役立てたい」と話す。
システム名は「AR阿波踊り」。踊り手の前方に立てた透明スクリーンやその周辺に、実際にはない花吹雪や花火、スポットライトなどの映像を投射する。複数のプロジェクターを使い、投影する範囲や角度、見せ方などを工夫し、違和感のない立体演出を可能にした。映像を楽しむのに専用のゴーグルなどは必要ない。
このほど開いた記者発表会では、阿波踊りを舞う学生の隣で仮想アイドルが踊る映像などが披露された。まずは夏の阿波踊り本番での活用を目指す。システムは伊藤園中央研究所や横浜市立大学と共同で開発した。