【遺伝子解析】製薬会社と共同で手掛ける。中国で新薬開発も。
8日の新興企業向け株式市場で、東証マザーズ指数は続伸した。終値は前日比25.70ポイント(2.27%)高い1160.03で、およそ1カ月ぶりの高い水準を付けた。日経平均株価が反落するなど東証1部の主力株が総じてさえない値動きとなる中、新興市場銘柄に資金が流入した。東証1部への市場変更が決まったマネフォが8%高で終えたほか、フリーやメドレーといった時価総額上位銘柄の上昇がマザーズ指数を押し上げた。一方、QDレーザやジーエヌアイが下落した。
新型コロナウイルスワクチンの接種が進み、景気敏感株に関心が向かいやすいなか、新興市場銘柄は「コロナ禍で注目されたデジタルトランスフォーメーション(DX)企業の決算内容がさえず、投げ売りも出ていた」(岩井コスモ証券の林卓郎投資情報センター長)という。ただ林氏は、米長期金利が足元で落ち着いていることや6月に予定される複数の新規株式公開(IPO)を前に「回復時期に来ている」とみていた。
日経ジャスダック平均株価は続伸した。終値は前日比10円33銭(0.26%)高い3934円41銭だった。ジャスダック市場の売買代金は概算で785億円、売買高は1億2544万株だった。シンバイオやマクドナルド、ワークマンが上昇した。半面、シキノHTやフェローテク、高度紙は下落した。
〔日経QUICKニュース(NQN)〕