【投資持ち株会社】中国・アリババ集団などを保有。ファンド運用も。
15日の東京株式市場で日経平均株価は4営業日ぶりに小幅反発し、前日比7円44銭(0.03%)高の2万7229円48銭で終えた。前日の米株高を受けて朝方から買いが先行し、上げ幅は一時200円を超えた。前日まで大きく下げていたため、自律反発狙いの買いも入った。もっとも、買い一巡後は戻り待ちの売りに押され、大引け前には100円超安まで下げる場面もあった。
前日の米株式相場の反発で、米銀破綻を背景とした投資家のリスク回避姿勢はひとまず和らいだ。東証プライム市場では全体の8割の銘柄が上昇した。前日まで大きく売られていた銀行株や保険株の上げが目立った。
もっとも、買い一巡後の上値は重かった。日経平均株価は前日までの3営業日で1400円ほど下落しており、上値では戻り待ちの売りが出やすかった。指数寄与度の高いファストリとソフトバンクグループ(SBG)は下落し、2銘柄で日経平均を64円ほど押し下げた。
東証株価指数(TOPIX)は4営業日ぶりに反発し、終値は前日比12.58ポイント(0.65%)高の1960.12だった。
東証プライムの売買代金は概算で2兆9621億円。売買高は13億4537万株だった。東証プライムの値上がり銘柄数は1498で、値下がりは307銘柄、変わらずは32銘柄だった。
神戸鋼や三井化学、コニカミノル、積ハウスは上昇した。半面、京王や京成、JR東日本、ZHDは下落した。
〔日経QUICKニュース(NQN)〕