【投資持ち株会社】中国・アリババ集団などを保有。ファンド運用も。
2日の東京株式市場で日経平均株価は小幅に続伸し、前日比55円17銭(0.20%)高の2万7402円05銭で終えた。米連邦公開市場委員会(FOMC)を通過し、前日の米ハイテク株が大きく上昇した。東京市場でも半導体関連やグロース(成長)株に買いが入り相場を押し上げた。半面、外国為替市場での円高進行が重荷となり自動車など輸出関連株には売りが出て、指数の重荷となった。
米連邦準備理事会(FRB)は1日まで開いたFOMCで0.25%の利上げを決めた。利上げ幅は前回の0.5%から縮小した。パウエル議長はFOMC後の記者会見で物価の伸び鈍化に言及した。米利上げの停止時期が早まるとの見方から米長期金利が低下し、米株式市場ではハイテク株を中心に大きく上昇した。東京市場でも東エレクやアドテストに加え、エムスリーなどPER(株価収益率)が高いグロース株が買われた。
半面、自動車や銀行などPERが低いバリュー(割安)株は売りに押された。外国為替市場で円相場が1ドル=128円台半ばまで上昇し、トヨタや日産自など自動車株が軒並み下落。金利の先高観が後退し、三井住友FGや三菱UFJなど銀行株も下げた。
東証株価指数(TOPIX)は小幅に4日続落し、7.06ポイント(0.36%)安の1965.17で終えた。
東証プライムの売買代金は概算で2兆8939億円。売買高は11億9648万株だった。東証プライムの値上がり銘柄数は524だった。値下がりは1242、変わらずは70だった。
ファストリやソフトバンクグループ(SBG)が上昇した。日立も買われ、リクルートも高い。半面、住友化や味の素、東電HDが大きく下げた。双日など商社株も下落した。
〔日経QUICKニュース(NQN)〕
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