【海運大手3社の一角】自動車運搬船のほか、資源を輸送するばら積み船に強い。
16日後場中ごろの東京株式市場で日経平均株価は、前日比230円ほど安い2万7000円近辺で底堅い推移となっている。引き続き東証プライム上場の9割近くが下落しているなど相場全体としては弱い地合いにあるが、日経平均が節目の2万7000円を下回る水準では値ごろ感から買いを入れる動きもみられる。
年初から上昇基調が強かった、PBR(株価純資産倍率)の低い銘柄で構成するTOPIXバリュー指数が約1.9%安と大きく下げている。一方、米長期金利の低下などを受けTOPIXグロース指数の下げは小幅にとどまる。主力株では半導体関連の上昇が目立つ。
市場では「欧州中央銀行(ECB)が16日開く理事会の結果を見極めたいとのムードもある」(国内証券)との声があった。
14時現在の東証プライムの売買代金は概算で2兆5224億円、売買高は11億9902万株だった。
住友鉱やJFE、神戸鋼が引き続き安い。三井物や川崎汽が午後に下げ幅を広げている。半面、サイバーやZHDが2%あまり上昇している。キーエンスや大ガスが高い。
〔日経QUICKニュース(NQN)〕