【塩ビ樹脂世界一】半導体ウエハー、セルロースもシェア高い。
31日後場寄り付きの東京株式市場で日経平均株価は前日比280円ほど高い2万8070円前後と、前引け(2万8046円)とほぼ同水準で推移している。欧米の金融システムへの不安が和らぐなか香港や韓国などアジアの主要株式相場も上昇しているほか、時間外取引の米株価指数先物も小高く、日経平均は堅調に推移している。
午前に発表された中国の3月の製造業購買担当者景気指数(PMI)は市場予想を上回った。T&Dアセットマネジメントの浪岡宏チーフ・ストラテジストは「米国の景況感がいったん底を入れ、中国の経済指標もまずまずで外部環境は悪くない」と指摘。日本株は利益確定売りをこなしつつ底堅い推移が続くとみていた。
前引け後の東証の立会外で、国内外の大口投資家が複数の銘柄をまとめて売買する「バスケット取引」は約930億円成立した。
12時45分現在の東証プライムの売買代金は概算で1兆6862億円、売買高は6億4314万株だった。
三井物、日本製鉄など引き続き割安(バリュー)株が高い。三菱UFJ、トヨタ、信越化も上昇。半面、川崎汽、シャープ、京王は安い。
〔日経QUICKニュース(NQN)〕