【名門商社】三井グループの中核。金属資源、化学などに強い。海外収益に厚み。
1日後場寄り付きの東京株式市場で日経平均株価は上げ幅を拡大し、前日比50円程度高い2万7500円近辺で推移している。中国の景気回復期待を背景に機械や鉄鋼など景気敏感株を買う動きが強まっている。
同日発表の中国の2月の製造業購買担当者景気指数(PMI)が政府版、民間版とも上昇し、中国景気の回復期待が高まった。中国では5日に開幕する全国人民代表大会で新たな景気刺激策への期待も高まっており、同国の景気回復が業績改善につながるとの見方から日本製鉄や安川電、コマツが後場に入り、上げ幅を広げている。
前引け後の東証の立会外で、国内外の大口投資家が複数の銘柄をまとめて売買する「バスケット取引」は約427億円成立した。12時45分現在の東証プライムの売買代金は概算で1兆5893億円、売買高は6億3824万株だった。
神戸鋼と三井物が後場に一段高。東エレクやアドテストなど半導体関連株も上げ幅を拡大している。一方、東ガスは一段安。郵船や商船三井など海運株は引き続き下落している。
〔日経QUICKニュース(NQN)〕