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28日午前の東京株式市場で日経平均株価は小幅に反落し、前引けは前日比40円58銭(0.15%)安の2万6830円69銭だった。米株価指数先物が日本時間28日午前の取引で下落に転じると、日経平均先物にも短期筋の売りが出て、指数を下押しした。半面、景気敏感株や内需関連に買いが入って、上げ幅が100円を超える場面もあった。
前日の米株式市場で米長期金利の上昇で、高PER(株価収益率)のハイテク株の下げが目立った。東京市場でも値がさの半導体関連が売られた。東エレクだけで指数を31円ほど押し下げた。高PERのグロース(成長)株の下げが目立った。
一方、連日で年初来高値を更新するファストリをはじめとする大型株の上昇が下値を支えた。市場では「米景気の先行きに不透明感があるなか、大型の優良株に資金が流れている」(T&Dアセットマネジメントの浪岡宏チーフ・ストラテジスト兼ファンドマネージャー)との見方があった。トヨタなど自動車株も軒並み上昇した。
買い一巡後は、戻り待ちや利益確定の売りが出やすかった。日経平均の25日移動平均(2万6971円、27日時点)や心理的節目となる2万7000円を上回る場面もあったが、短期的な達成感から主力銘柄に売りを出す動きがあった。
東証株価指数(TOPIX)は小幅に続伸した。午前終値は前日比3.33ポイント(0.18%)高の1890.75だった。下げる場面もあった。
前引け時点の東証プライムの売買代金は概算で1兆3538億円、売買高は5億8363万株だった。東証プライムの値下がり銘柄数は723で、値上がりは1011銘柄、変わらずは104銘柄だった。
リクルート、エムスリー、TDKは下落した。一方、KDDIや第一三共、INPEXが上昇した。T&Dやクレセゾンも高い。
〔日経QUICKニュース(NQN)〕