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18日午前の東京株式市場で日経平均株価は反発し、前引けは前日比47円49銭(0.17%)高の2万7978円06銭だった。前日の米市場で半導体関連株が上昇した流れが波及した。上げ幅は一時100円を超えたが、心理的節目の2万8000円を上回る水準では利益確定売りに押され、日経平均は下げる場面もあった。
17日の米市場で主要な半導体関連銘柄で構成するフィラデルフィア半導体株指数(SOX)が上昇。17日夕に市場予想を上回る四半期決算を発表した半導体製造装置の米アプライドマテリアルズ(AMAT)は時間外取引で大きく上げた。東京市場でも半導体関連株の一角に買いが入って指数を支えた。円安進行を受けて自動車をはじめ輸出関連株も堅調に推移した。
日経平均の上値は重かった。米セントルイス連銀のブラード総裁が17日、一段の利上げが必要との見方を示して米利上げ減速の観測がやや後退した。もっとも市場では米国の物価指標の伸び鈍化で、「徐々に米利上げの停止に向けた道筋がみえつつある」(野村アセットマネジメントの石黒英之シニア・ストラテジスト)との声があった。
午前には北朝鮮が大陸間弾道ミサイル(ICBM)とみられるミサイルを発射した。日本の排他的経済水域(EEZ)内に落下したもようと伝わったが、相場の反応は限られた。
東証株価指数(TOPIX)は続伸した。午前終値は前日比5.79ポイント(0.29%)高の1972.07だった。
前引け時点の東証プライムの売買代金は概算で1兆4882億円、売買高は5億5459万株だった。東証プライムの値上がり銘柄数は1218と、全体の6割超を占めた。値下がりは516銘柄、変わらずは102銘柄だった。
三菱自やマツダ、日産自が上昇した。シチズンやニコン、エプソンも高い。半面、ソフトバンクグループ(SBG)や楽天グループが下落。郵船や商船三井も下げた。
〔日経QUICKニュース(NQN)〕