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28日午前の東京株式市場で日経平均株価は反発し、前日比276円30銭(0.96%)高の2万8952円76銭で前場を終えた。前日の米株式市場で主要株価指数がそろって上昇した流れを受け、東京市場でも幅広い銘柄に買いが入った。一時は上げ幅が400円を超え、2万9100円台まで上昇。取引時間中としては新型コロナウイルスの変異型の感染拡大が伝わった11月26日以来の高値となる場面があった。
前日に主要半導体銘柄で構成する米フィラデルフィア半導体株指数(SOX)が上昇したのを受け、値がさの東エレクが連日で上場来高値を更新し指数を押し上げた。円相場が1ドル=114円台後半まで円安・ドル高が進み、輸出関連株の採算改善が意識されたことも追い風になった。
午前の取引終了にかけて日経平均は伸び悩んだ。米株価指数先物が日本時間28日午前の取引で軟調に推移し、日本株の上値を抑えた。節目の2万9000円を上回ったことで個人を中心に戻り待ちの売りも出やすかった。
JPX日経インデックス400は反発。東証株価指数(TOPIX)も反発し、一時は節目の2000を上回った。前引け時点の東証1部の売買代金は概算で1兆754億円、売買高は4億5799万株だった。市場では「きょうは先物主導の展開で、現物株は薄商い」(国内証券のトレーダー)との声が聞かれた。
東証1部の値上がり銘柄数は1555と、全体の7割強を占めた。値下がりは527、変わらずは101銘柄だった。
レーザーテクやソフトバンクグループ(SBG)が買われた。一方、郵船や商船三井など海運株は安い。任天堂も下げた。
〔日経QUICKニュース(NQN)〕