【投資持ち株会社】中国・アリババ集団などを保有。ファンド運用も。
27日午前の東京株式市場で日経平均株価は反発し、前日比168円00銭(0.63%)高の2万6772円84銭で前場を終えた。前日の米株式相場の上昇で投資家心理が上向き、買いが優勢だった。もっとも、朝方に節目の2万7000円に接近した後は、戻り待ちの売りに押されて次第に上げ幅を縮小した。
前日の米株式市場では小売りの一角や、半導体関連の上昇が目立った。東京市場でも東エレクやアドテストなどが買い戻され、相場のけん引役になった。ソフトバンクグループ(SBG)の上昇も目立った。業種別では海運株が大幅高となった。一方、医薬品株は利益確定売りに押され、相場の重荷になった。
市場では「このところ米長期金利の上昇が一服しているのはグロース(成長)株にとって支えだが、米金融政策や景気の先行きには不透明感が強く、持ち高を一方向には傾けにくい」(国内証券)という声が出ていた。
東証株価指数(TOPIX)は続伸した。
前引け時点の東証プライムの売買代金は概算で1兆6199億円、売買高は5億9908万株だった。東証プライムの値上がり銘柄数は1018と、全体の約55%だった。値下がりは739、変わらずは80銘柄だった。
信越化、豊田通商、テルモが上昇した。一方、エムスリー、KDDI、オリンパスが下落した。
〔日経QUICKニュース(NQN)〕