【工作機械大手】技術力に定評。NC装置内製化で機電一体が強み。
17日午前の東京株式市場で日経平均株価は反落し、前引けは前日比159円08銭(0.57%)安の2万7537円36銭だった。前日の米株式相場が大幅に下落し、東京市場でも運用リスクを避ける動きが優勢だった。下げ幅は一時220円を超えたが、その後は押し目買いも入って下げ渋った。
16日の米株式市場では1月の米卸売物価指数(PPI)が予想以上に上昇したのを受け、インフレの高止まりと米連邦準備理事会(FRB)による利上げの長期化を警戒した売りが優勢だった。東京市場でも高PER(株価収益率)のグロース(成長)株を中心に売りが出た。
売り一巡後は下げ渋った。下値で押し目買いが入ったほか「外国為替市場で円相場が一時1ドル=134円台後半まで下落しており、短期筋がとりあえず先物を買い戻した」(みずほ証券の三浦豊シニアテクニカルアナリスト)との指摘もあった。
東証株価指数(TOPIX)は反落した。午前終値は前日比8.89ポイント(0.44%)安の1992.20だった。
前引け時点の東証プライムの売買代金は概算で1兆3535億円、売買高は5億6377万株だった。東証プライムの値下がり銘柄数は1191と、全体の65%を占めた。値上がりは560、変わらずは82銘柄だった。
リクルートや楽天グループ、エムスリーが下落した。ソフトバンクグループ(SBG)、サイバーも安い。オークマやキーエンスも下げた。半面、日本製鉄やJFEが上昇した。ブリヂストンも高い。
〔日経QUICKニュース(NQN)〕