【元売り大手】昭和シェルと経営統合。有機EL材料などにも強み
6日午前の東京株式市場で日経平均株価は続伸し、前引けは前週末比332円50銭(1.19%)高の2万8259円97銭だった。前週末の米株式相場の上昇を受けて、グロース(成長)株をはじめとして幅広く買いが入り、取引時間中としては昨年12月15日以来およそ2カ月半ぶりに2万8000円を上回った。
前週末の米長期金利が低下して米ナスダック総合株価指数が2%上昇したのを受け、東京市場でも値がさのハイテク株などに買いが入った。東エレクとソフトバンクグループ(SBG)の2銘柄で、午前の日経平均を80円超押し上げた。海外投機筋の先物買いが断続的に入ったのも指数の押し上げにつながった。
2万8300円に迫る場面では伸び悩んだ。日経平均は前週末も400円超上げていたうえ、心理的な節目の2万8000円を上回ったことで次第に利益確定や戻り待ちの売りが上値を抑えた。
東証株価指数(TOPIX)は続伸した。午前終値は前週末比18.11ポイント(0.90%)高の2037.63と、昨年来高値(2039.27)に接近した。
前引け時点の東証プライムの売買代金は概算で1兆4212億円、売買高は5億6147万株だった。東証プライムの値上がり銘柄数は1185と、全体の6割を超えた。値下がりは556銘柄、変わらずは94銘柄だった。
ソニーGやSUMCOが高い。丸紅や三菱商も上昇した。半面、INPEXや出光興産が下落した。住友ファーマや日本紙も安い。
〔日経QUICKニュース(NQN)〕