【東海道新幹線】好採算の新幹線が収益源。グループで新事業展開。
25日午前の東京株式市場で日経平均株価は小幅に反落した。前日比96円15銭(0.34%)安の2万8286円94銭で終えた。前日まで3日続伸していたため、利益確定の売りが優勢だった。電気機器や機械、鉄鋼などの外需関連の一角に売りがみられた。前日の米株式市場は感謝祭の祝日で休場とあって値動きは限られた。
T&Dアセットマネジメントの浪岡宏チーフ・ストラテジストは「ここまでの上げでテクニカル指標面にやや過熱感が見られ、売りが出やすい」と話す。東証プライム市場の騰落レシオ(25日平均)は24日時点で124と買われすぎの目安とされる120を超えていた。ただ、米利上げペースの減速期待は根強く「どんどん下げていく状況でもない」(浪岡氏)という。
一方で、JR東海などの鉄道株や空運株は高かった。斉藤鉄夫国土交通相は25日の閣議後の記者会見で、観光促進策「全国旅行支援」の割引率を引き下げたうえで年明け以降も継続すると表明した。電気料金の値上げの思惑から電力株も上げた。
前引け時点の東証プライムの売買代金は概算で1兆2719億円、売買高は5億1389万株だった。東証株価指数(TOPIX)も反落した。東証プライムの値下がり銘柄数は816。値上がりは902銘柄、変わらずは118銘柄だった。
電通グループやブリヂストン、ダイキンが下落。キーエンス、安川電、資生堂も安い。半面、東電HDや川重、京成が上昇した。
〔日経QUICKニュース(NQN)〕
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