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15日午前の東京株式市場で日経平均株価は反発し、前引けは前日比75円97銭(0.28%)高の2万7298円01銭だった。前日の米株式相場の上昇を受け、日本株にも買い安心感が広がった。前日までの下げの反動で、自律反発を見込んだ買いも入った。半面、買い一巡後は戻り売りも出て、上値は限定的だった。
14日の米株式市場でダウ工業株30種平均は6営業日ぶりに反発し、東京市場でも朝方から幅広い銘柄に買いが入った。前日まで下げの目立っていた銀行株や保険株を中心に上昇し、日経平均の上げ幅は200円を超える場面があった。
一方、買い一巡後は伸び悩んだ。米株式相場の上昇を受けてひとまず安心感から買われたものの、市場では「米銀破綻の影響に対する不安は払拭しきれていない」(野村証券の神谷和男投資情報部ストラテジスト)との声もあり、積極的に買いを入れる雰囲気には乏しかった。指数寄与度の高いソフトバンクグループ(SBG)が下げに転じたのも重荷となった。日経平均は小幅ながら下げる場面もあった。
11時すぎには1~2月の中国の小売売上高や工業生産高などが発表されたものの、日本株の反応は限られた。
東証株価指数(TOPIX)は反発した。午前終値は前日比18.06ポイント(0.93%)高の1965.60だった。
前引け時点の東証プライムの売買代金は概算で1兆4992億円、売買高は6億9407万株だった。東証プライムの値上がり銘柄数は1579と、全体の8割強を占めた。値下がりは227銘柄、変わらずは30銘柄だった。
神戸鋼やコニカミノル、積ハウス、日本郵政が上昇した。半面、京王や京成、ファストリ、オムロンは売られた。
〔日経QUICKニュース(NQN)〕