【感染症薬主力】抗HIV薬など感染症薬開発を強化。
24日午前の東京株式市場で日経平均株価は続伸し、前引けは前営業日比332円84銭(1.18%)高の2万8448円58銭だった。取引時間中としては9月13日以来の高水準となる。米利上げペースが減速するとの思惑などから前日までの米株式相場が上昇した流れを引き継ぎ、幅広い銘柄が買われた。
日経平均の上げ幅は一時380円を超えた。23日に公表された11月開催分の米連邦公開市場委員会(FOMC)の議事要旨で、多くの参加者が利上げの減速を支持していることがわかった。東京市場でも海外投機筋による主力株や株価指数先物などへの買いが断続的に入った。業種別では海運、銀行、電気機器の上昇が目立った。
外国為替市場で円相場が1ドル=138円台まで上昇し、自動車株などの一角に売りが出たものの、相場全体への影響は限定的だった。東海東京調査センターの長田清英チーフストラテジストは「(これまでの)円安進行でそれほど日本株が買われたわけではないため、売り圧力も強くない」と指摘していた。
東証株価指数(TOPIX)は続伸し、一時2020台まで上昇した。取引時間中に2000を上回るのは8月19日以来、約3カ月ぶりとなる
前引け時点の東証プライムの売買代金は概算で1兆8183億円、売買高は7億335万株だった。東証プライム市場の値上がり銘柄数は1583と、全体の8割超を占めた。値下がりは200、変わらずは53だった。
東エレクやアドテストなど半導体関連が高い。三菱商、商船三井、ダイキン、塩野義、エムスリー、みずほFGも買われた。半面、ソフトバンクグループ(SBG)やスズキ、日揮HDは安い。
〔日経QUICKニュース(NQN)〕