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11日午前の東京株式市場で日経平均株価は続伸し、前引けは前日比282円00銭(1.08%)高の2万6457円56銭だった。前日の米株式相場はハイテク株を中心に上昇し、投資家心理が改善した。米株高の流れを受け、東京市場では買いが広がり東証プライムの8割超が上昇した。日経平均の上げ幅は300円を超える場面もあった。
米連邦準備理事会(FRB)のパウエル議長が10日の講演で、金融政策に関して踏み込んだ言及をしなかった。市場では金融引き締めに積極的な「タカ派」寄りの発言が警戒されていたため、買い安心感が広がった。10日の米株式市場ではハイテク株比率の高いナスダック総合株価指数が1%上昇。この流れを受けて日本株にも幅広く買いが入った。
午前中ごろには株価指数先物に散発的な買いが入り、現物株にも買いが波及した。市場では「短期志向の投資家が先物に買い戻しを入れた一方、中長期目線の投資家は様子見しながら薄く広く買いを入れている」(東洋証券の大塚竜太ストラテジスト)との指摘があった。
東証株価指数(TOPIX)も続伸した。
前引け時点の東証プライムの売買代金は概算で1兆2183億円、売買高は4億8951万株だった。東証プライムの値上がり銘柄数は1546、値下がりは229、変わらずは60だった。
前日に3~11月期の決算を発表した安川電が大幅上昇した。ファナックやキーエンス、日本製鉄も買われた。半面、Jフロントや三越伊勢丹など百貨店株が安い。第一三共やJTも下落した。
〔日経QUICKニュース(NQN)〕
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