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1日午前の東京株式市場で日経平均株価は反発し、前週末比655円25銭(2.26%)高の2万9621円26銭で終えた。前週末に米長期金利の急上昇が一服し、米株式市場でハイテク株を中心に買いが入ったことを好感し、日本株にも買いが広がった。日経平均の上げ幅は一時700円を超えた。
日経平均は前週末に1202円安と大幅に下落したため、自律反発狙いの買いや値ごろ感に着目した押し目買いが入りやすかった。前週末に下げが大きかったソフトバンクG(SBG)のほか、半導体関連株が大きく上げた。
もっとも、日経平均は前週末の下げを一気に埋める勢いはなかった。「きょうは自律反発の面が大きく、米長期金利の上昇に対する警戒感が解けたわけではない」(国内証券のストラテジスト)との指摘があった。「今週発表の米経済指標の結果次第では、再び米金利に上昇圧力がかかる可能性がある」(前出のストラテジスト)と話す。
JPX日経インデックス400と東証株価指数(TOPIX)はともに反発した。
前引け時点の東証1部の売買代金は概算で1兆1819億円、売買高は5億8098万株だった。東証1部の値上がり銘柄数は1739と約8割を占めた。値下がりは385、変わらずは68だった。
アドテスト、スクリン、SUMCO、東エレクなど半導体関連株が総じて買われた。NTTデータやトレンドの情報・通信業の一角や、電通グループ、サイバーなどサービス業の一角も高かった。一方、JR東海、東急、JR西日本、小田急など陸運株が安かった。シャープや日揮HD、KDDIや楽天も下げた。
〔日経QUICKニュース(NQN)〕