【ユニクロ展開】05年11月から持ち株会社体制。海外アパレルも展開。
20日午前の東京株式市場で日経平均株価は反発し、前引けは前日比309円52銭(1.17%)高の2万6712円36銭で終えた。前日に大きく下げた反動で、売り方の買い戻しが優勢だった。日本時間20日午前の米株価指数先物などが上昇したことも支援材料となった。
朝方から値がさ株を中心に買い戻しが先行した。中国人民銀行(中央銀行)は20日、住宅ローン向けの指標となる金利の引き下げを発表。引き下げは4カ月ぶりで、新型コロナウイルス感染拡大に伴う都市封鎖(ロックダウン)の影響で落ち込む中国経済の立て直しが意識され、景気減速への過度な懸念が後退した。20日の中国・上海株や香港株が上昇し、東京市場でも投資家心理を支えた。
総務省が20日朝に発表した4月の消費者物価指数(CPI)は生鮮食品を除く総合指数が前年同月比2.1%上昇と、日銀が目指す2%の物価目標を上回った。ただ、市場では「携帯電話料金引き下げの影響がなくなったこともあって伸び率は市場予想の範囲内。日銀の金融緩和策は当面継続されるだろう」(野村証券の小高貴久シニア・ストラテジスト)との見方がある。米国と異なる緩和的な金融政策が日本株の一定の支えになるとの声は多い。
東証株価指数(TOPIX)は反発した。午前終値は前日比13.46ポイント(0.72%)高の1873.54だった。
前引け時点の東証プライムの売買代金は概算で1兆4959億円、売買高は6億112万株だった。東証プライムの値上がり銘柄数は1083、値下がりは666、変わらずは88銘柄だった。
エプソンや日製鋼、川崎汽が上昇した。ファストリやリクルートも高い。半面、東ガスや静岡銀は安い。
〔日経QUICKニュース(NQN)〕