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30日午前の東京株式市場で日経平均株価は反発し、前引けは前日比74円78銭(0.29%)高の2万6168円45銭だった。前日の米株式相場の上昇を受けて短期的な戻りを見込んだ買いが先行し、上げ幅は一時200円を超えた。ただ、年末年始の休場を前に積極的に持ち高を傾ける動きは続かず、買い一巡後は伸び悩んだ。日経平均は前日終値近辺まで上げ幅を縮小する場面もあった。
前日の米株式市場では、米長期金利の上昇一服を好感してハイテク株が軒並み高となり、東京市場でも投資家心理の支えとなった。前日の日経平均が3カ月ぶりの安値を付けていたため、自律反発狙いの買いも入りやすかった。一方、東エレクなど半導体関連の一角は朝高後に下げに転じるなど、上値の重さも目立った。
東京株式市場があすから4日間の休場となるため、戻り待ちや手じまいの売り圧力は強かった。丸三証券の丸田知広エクイティ部長は「世界景気の減速懸念が引き続き強いなか、過度な円安の修正によって日本企業の業績が切り下がることも意識され、積極的に買いにくい」と指摘していた。
東証株価指数(TOPIX)は反発した。午前終値は前日比5.19ポイント(0.27%)高の1900.46だった。
前引け時点の東証プライムの売買代金は概算で1兆147億円、売買高は4億907万株だった。東証プライムの値上がり銘柄数は1328と、全体の7割超を占めた。値下がりは397、変わらずは109だった。
前日に今期業績予想を上方修正したアダストリアが年初来高値を更新。川崎汽やエムスリー、オムロンが上昇。三菱自やJフロントが買われた。一方、ネクソンやリクルート、キッコマンが下落。日揮HDや東電HD、オリンパスが安かった。
〔日経QUICKニュース(NQN)〕
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