【海運大手3社の一角】自動車運搬船のほか、資源を輸送するばら積み船に強い。
29日前場中ごろの東京株式市場で日経平均株価は下げ幅を拡大し、前日比320円ほど安い2万6700円台前半で推移している。米国の景況感悪化を嫌気した売りが続いている。海運や機械など景気敏感株の一角に売りが目立っている。
ニッセイ基礎研究所の井出真吾チーフ株式ストラテジストは「米国は物価の上昇率に比べると賃金の伸びが物足りず、市場では小売りや住宅市場への影響に懸念が強まっている」とみていた。
10時現在の東証プライムの売買代金は概算で8757億円、売買高は3億9593万株だった。
川崎汽や郵船が売られている。村田製や東エレクも安い。半面、東電HDやサッポロHD、出光興産が上昇している。
〔日経QUICKニュース(NQN)〕