【ユニクロ展開】05年11月から持ち株会社体制。海外アパレルも展開。
18日前場中ごろの東京株式市場で日経平均株価は上げ幅を広げ、前日比190円ほど高い2万8500円台前半で推移している。大型株を中心に物色する流れが続いている。上げ幅は一時200円を超えた。ファストリは上げ幅を3%超に広げ、1銘柄で指数を80円ほど押し上げている。
新型コロナウイルスの感染者数は国内で増えているものの、欧米などでは減少の兆しがある。日本でも感染力が強い変異型「オミクロン型」の感染拡大がいずれ収束に向かうとの見方がある。「コロナ感染拡大や引き締め方向にある米金融政策を巡る懸念が和らぎ、景気の回復が続くとの見方が強まってきたのではないか」(りそなアセットマネジメントの黒瀬浩一運用戦略部チーフ・ストラテジスト)との指摘があった。
日経平均は前週14日に2万8000円を下回った後に下げ幅を縮めた。下値の堅さが確認できたとの見方もあって、前日から見直し買いが入っている。大型株を中心に断続的な買いが入っており、上昇率は小型株より大きくなっている。
10時現在の東証1部の売買代金は概算で7340億円、売買高は3億2247万株だった。
JR西日本や三越伊勢丹が上昇。川重やINPEX、キーエンスも高い。一方、日本製鉄やJFEなど鉄鋼株の下げが大きい。マツダやスクリン、ネクソンも安い。
〔日経QUICKニュース(NQN)〕