【感染症薬主力】抗HIV薬など感染症薬開発を強化。
17日前場中ごろの東京株式市場で日経平均株価は一進一退が続くなかでもやや強含みする場面が出てきた。前日比20円高の2万6700円台後半で推移している。上げ幅は一時50円に接近した。米金融緩和継続への期待感と米景気の先行き懸念との綱引き相場は続くが、買いに傾きつつある。
もっとも積極的な動きには引き続き乏しい。新規株式公開(IPO)が5件あり、「個人投資家を中心に市場参加者の関心が新興市場やIPO銘柄に集まっている」(国内証券ストラテジスト)との指摘が聞かれた。
10時現在の東証1部の売買代金は概算で7470億円、売買高は3億6023万株だった。
個別銘柄の動向には注目が集まる。傘下のかんぽ生命への出資比率低下が伝わった日本郵政や、1万円台に乗せたソニーは大商い。
三菱マや塩野義が高い。商船三井や川崎汽など海運も上昇。一方、三越伊勢丹やJフロントなど百貨店が安い。
〔日経QUICKニュース(NQN)〕