【海運大手3社の一角】自動車運搬船のほか、資源を輸送するばら積み船に強い。
7日前場中ごろの東京株式市場で日経平均株価は一段高の展開となり、前日比120円ほど高い2万8300円台半ばで推移している。直近の一方的な上昇で投資家心理が強気に傾いており、先高観を背景にした短期筋による株価指数先物への買いなどが断続的に入っている。
東証株価指数(TOPIX)も高く、2022年1月5日に付けた昨年来高値(2039.27)を上回っている。東証プライムの値上がり銘柄数は1275と、全体の69%が上昇している。
市場では「先高観を背景にして持たざるリスクが意識されているうえ、今週末の特別清算指数(SQ)算出をにらんだ動きではないか」(みずほ証券の三浦豊シニアテクニカルアナリスト)との声があった。
10時現在の東証プライムの売買代金は概算で8552億円、売買高は3億4406万株だった。
神戸鋼が上げ幅を広げている。帝人や日精工が高い。半面、郵船や川崎汽、商船三井の海運株が下落している。
〔日経QUICKニュース(NQN)〕