【建機国内最大手】世界に営業網。産業機械、鉱山機械も収益源。
15日前場中ごろの東京株式市場で日経平均株価は上値が重い。前週末比380円高の2万9900円近辺で推移している。朝方に取引時間中としては1990年8月3日以来、約30年半ぶりに3万円台となった。短期的な達成感から利益確定目的の売りが出て上値を抑えている。
もっとも米追加経済対策が早期に実現するとの期待感や企業業績の回復が続くとの見方は健在だ。市場では「日経平均が3万円を超える局面では、朝方の株高進行が想定外と受け止めた投資家による買い戻しが入り急速に水準を切り上げた」(国内証券のストラテジスト)との声が出ていた。景気回復が続くとの期待を背景に、投資指標面で割安な銘柄の一角に買いが優勢となっている。
東証株価指数(TOPIX)は12日に付けた昨年来高値を上回っている。10時現在の東証1部の売買代金は概算で9311億円、売買高は4億8760万株だった。
安川電やT&D、第一生命HDが高い。コマツや日立建機、国際石開帝石も上げている。一方、日産自やマツダ、商船三井が下落している。楽天やヤマハ発も売られている。
〔日経QUICKニュース(NQN)〕