【海運大手3社の一角】自動車運搬船のほか、資源を輸送するばら積み船に強い。
12日前場中ごろの東京株式市場で、日経平均株価は下げ幅を100円超に拡大する場面があった。その後は押し目買いも入り、前営業日比80円ほど安い2万9400円台後半で推移している。急ピッチの相場上昇を警戒した売りが重荷となっている。
市場では「主力企業の決算発表もほぼ一巡し、業績改善の株価への織り込みもだいぶ進んで利益確定売りが出やすくなっている」(国内運用会社)との声が聞かれた。
JPX日経インデックス400と東証株価指数(TOPIX)は一進一退で推移している。
10時現在の東証1部の売買代金は概算で1兆1293億円、売買高は4億7439万株だった。
郵船や商船三井、川崎汽の海運大手が、そろって値下がり率上位に顔を出している。日産自やホンダ、マツダも売られている。旭化成や三菱ケミHDも安い。一方で、半導体関連株には買いが目立ち、東エレクやアドテスト、スクリンが大幅高。トヨタやSUBARUも高い。
〔日経QUICKニュース(NQN)〕