【製薬大手】スイスのロシュ傘下。がん領域など新薬候補は充実。
19日前場寄り付きの東京株式市場で日経平均株価は続落し、前日比130円ほど安い3万0100円近辺で推移している。前日の米株式市場でハイテク株を中心に売りが出た流れで東京市場でも売りが先行した。下げ幅は一時200円を超え、3万円を下回った。
18日の米株式市場で米ダウ工業株30種平均は反落した。米長期金利の高止まりを受けてアップルをはじめハイテク株を中心に利益確定売りが優勢だった。米株安で投資家心理が下向き、東京市場でも売りが優勢となっている。日経平均は今週に入って3万円の大台を達成し、短期的な過熱感を意識する声も増えていた。週末の接近で、利益確定目的の売りも出ている。
もっとも、その後は下げ渋り3万円台に乗せている。当面、財政政策や金融緩和に支えられつつ、新型コロナウイルスによる経済の落ち込みからの回復局面が続くとの見方は根強い。
日銀は18日、市場で買い入れの目安とされている前場の東証株価指数(TOPIX)終値0.5%以上下落でも、指数連動型上場投資信託(ETF)を買い入れなかった。日銀の買い入れ姿勢の変化ではないかとの見方もある。ただ、「閑散相場でもないし、買い入れの有無による相場への影響はほぼない」(国内証券の投資情報担当者)との声もあった。
JPX日経インデックス400と東証株価指数(TOPIX)はいずれも続落。
国際石開帝石(1605)が安い。大日本住友(4506)や中外薬(4519)も安い。一方、太平洋セメ(5233)、日産化(4021)が高い。
〔日経QUICKニュース(NQN)〕