【製造業首位】海外展開加速。環境技術も優位。資金量9兆円規模。
28日前場寄り付きの東京株式市場で日経平均株価は続伸し、前日に比べ70円ほど高い2万7500円台半ばで推移している。上げ幅は一時100円を超えた。米銀の破綻などをきっかけに強まっていた金融システムへの不安がいったん後退し、投資家が運用リスクを取りやすくなった。
経営破綻した米銀シリコンバレーバンク(SVB)について、米地銀の持ち株会社が買収することが決まった。SVB破綻に端を発した金融システムへの不安がいったん和らぎ、前日の米株式市場では主要銀行で構成するKBWナスダック銀行株指数が2.5%高で終えた。東京市場でも三菱UFJなど、金融株には買いが先行している。
もっとも、米長期金利の上昇などを背景に前日の米市場で主力半導体株で構成するフィラデルフィア半導体株指数(SOX)が下落したことなどを受け、値がさの半導体関連株が売られて相場の重荷となっている。
東証株価指数(TOPIX)も続伸している。
きのう制限値幅の上限(ストップ高水準)の買い気配で終えた岡三は7%高で寄り付いた。トヨタは買いが先行。INPEXが高い。一方、東エレクが売られている。楽天グループも安い。
〔日経QUICKニュース(NQN)〕