【国内大手生保】最古の相互会社から株式会社に転換した。株主数国内最多。
8日前場寄り付きの東京株式市場で日経平均株価は続伸し、前日に比べ180円ほど高い2万8100円台前半で推移している。一時、上昇幅は250円を超えた。前日の米株式市場で主要指数が堅調に推移した流れを引き継ぎ、東京市場でも買いが先行している。外国為替市場で円安・ドル高基調が続いており、日本株の支援材料となっている。
米長期金利の上昇一服を手掛かりに、前日の米株式市場でハイテク株比率の高いナスダック総合株価指数は1%近く上昇し、フィラデルフィア半導体株指数(SOX)は0.98%高で取引を終えた。東京市場でも精密機器や機械などに買いが入り指数を押し上げている。
円相場が1ドル=132円台後半の円安・ドル高水準にあることで、製造業を中心に輸出採算の改善を見込んだ買いが入っている。中国・北京市での行動規制緩和など需要が回復するとの観測からニューヨーク原油先物相場が高止まりしており、石油資源やINPEXなどの石油関連株も高い。
内閣府が取引開始前に発表した1~3月期の国内総生産(GDP)改定値は、物価変動の影響を除く実質で前期比0.1%減、年率換算で0.5%減と、速報値(それぞれ0.2%減、1.0%減)から上方修正された。相場への影響は限定的だ。
東証株価指数(TOPIX)は続伸している。
ダイキンや東エレク、エムスリーが高い。日揮HDやIHIも買われている。一方、住友ファーマや第一生命HD、大日印が安い。三菱UFJやエプソンが売られている。
〔日経QUICKニュース(NQN)〕