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18日前場寄り付きの東京株式市場で日経平均株価は反発で始まり、前日に比べ70円ほど高い2万8000円前後で推移している。前日の米市場で主要な半導体関連銘柄で構成するフィラデルフィア半導体株指数(SOX)が上昇し、東京市場でも値がさの半導体関連株に買いが入って指数を支えている。
米市場ではSOXが1%超上昇した。17日夕に市場予想を上回る四半期決算を発表した半導体製造装置の米アプライドマテリアルズ(AMAT)が時間外取引で大きく上昇している。東京市場でも日経平均寄与度が大きい値がさの東エレクやアドテストといった半導体関連株に買いが波及して指数を支えている。
ただ上値は重い。米セントルイス連銀のブラード総裁が17日、足元の政策金利について「まだ十分に景気に制限的な水準に達していない」と述べ、一段の利上げの必要性を主張した。米利上げ減速の観測がやや後退するなかで前日の米長期金利は上昇(債券価格は下落)しており、東京市場ではソフトバンクグループ(SBG)など主力株の一角に売りが出ている。
英政府は17日、増税と歳出削減を柱とする財政再建計画を公表した。市場では「財政を立て直す方向への転換が示されて金融市場の混乱を抑える内容だが、英国の景気悪化には注意が必要」(三井住友DSアセットマネジメントの市川雅浩チーフマーケットストラテジスト)との声があった。
東証株価指数(TOPIX)は続伸している。
三菱自やマツダが上昇。アルプスアルやパナHD、T&DやMS&ADが上げている。半面、エムスリーやリクルートが売られている。川重や三菱重も安い。
〔日経QUICKニュース(NQN)〕
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