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18日前場寄り付きの東京株式市場で日経平均株価は続伸して始まり、前日に比べ150円ほど高い2万8400円台後半で推移している。前日の米国市場は祝日で休場だったが、欧州株式市場では英国やドイツなど主要な株価指数が上昇した。東京市場でも投資家心理の支えとなっており、買いが先行している。
バリュー(割安)株を物色する動きも続いている。米長期金利が日本時間18日朝の取引で、1.8%台に上昇した。利ざや改善の観測から、大手銀行など金融株の一部に買いが入っている。三菱UFJや三井住友FGは昨年来高値を更新した。トヨタは連日で上場来高値を更新した。
半面、国内の新型コロナウイルスの感染が拡大していることは重荷。政府は東京など首都圏4都県と中部3県など11都県を対象に「まん延防止等重点措置」を適用する方針を固めたと各メディアが報じた。行動制限を緩める「ワクチン・検査パッケージ」をいったん停止する調整に入ったとも伝わっており、小売りなど内需関連の一部の売りにつながっている。
JPX日経インデックス400と東証株価指数(TOPIX)はともに続伸している。
中期的な配当引き上げの観測がでたキヤノンが高い。ファナックやリクルート、ファストリも上昇している。一方、エムスリーや中外薬、ダイキンが下落している。
〔日経QUICKニュース(NQN)〕