【塩ビ樹脂世界一】半導体ウエハー、セルロースもシェア高い。
24日前場寄り付きの東京株式市場で日経平均株価は続伸して始まり、前日に比べ320円ほど高い2万7200円台前半で推移している。取引時間中に心理的節目の2万7000円を上回るのは2022年12月20日以来、およそ1カ月ぶり。前日の米ハイテク株高の流れを受け、半導体関連などグロース(成長)株に買いが集まっている。
23日の米株式市場ではダウ工業株30種平均など主要株価指数がそろって上昇した。米連邦準備理事会(FRB)が1月31日~2月1日に開く米連邦公開市場委員会(FOMC)で「今春に利上げを停止するために労働需要や支出、インフレの鈍化がどの程度必要かを検討し始める可能性がある」との観測報道をきっかけに、利上げが最終局面に入ったとの見方が支えとなった。主要な半導体関連銘柄で構成するフィラデルフィア半導体株指数(SOX)が5%高となるなど、東京市場でも東エレクやアドテストなど関連銘柄への買いが波及している。
外国為替市場では円相場が1ドル=130円台半ばと、前日夕に比べて円安・ドル高で推移している。円相場の上昇一服から採算悪化に対する過度な懸念が後退し、輸出関連株の上昇も目立つ。
東証株価指数(TOPIX)は続伸している。
ファナックや信越化、スクリンが上昇している。GSユアサや三菱電、太陽誘電も高い。一方、オリンパスやエーザイ、DOWAが安い。
〔日経QUICKニュース(NQN)〕
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