【工作機械大手】技術力に定評。NC装置内製化で機電一体が強み。
13日前場寄り付きの東京株式市場で日経平均株価は反発して始まり、前日に比べ360円ほど高い2万6100円近辺で推移している。急ピッチの株価下落が続いてきたことから、自律反発狙いの買いが先行している。前日に決算発表した値がさ株への買いも支えだ。
日経平均は今週に入り前日までに1200円超下げていた。米国の金融引き締めの加速や中国景気の減速への懸念は依然として根強いが、売られすぎた銘柄などには売り方の買い戻しも入っている。
東エレクは12日、2023年3月期の連結純利益が前期比20%増え、連続最高益を見込むと発表した。株価は大幅に上昇している。アドテストやスクリンなどほかの値がさの半導体関連株にも買いが入り、日経平均を押し上げている。
日経平均寄与度の大きいソフトバンクグループ(SBG)が12日に発表した22年3月期の連結決算(国際会計基準)は、最終損益が1兆7080億円の赤字と過去最大の赤字に転落した。13日の東京市場では買い戻しが先行して大幅に上昇している。
東証株価指数(TOPIX)は反発している。
オリンパスやテルモが高い。SUBARUやIHI、オークマも上昇。半面、日産自が大幅安。コニカミノルやニコンも売られている。
〔日経QUICKニュース(NQN)〕