【名門商社】三井グループの中核。金属資源、化学などに強い。海外収益に厚み。
3日前場寄り付きの東京株式市場で日経平均株価は反発して始まった。上げ幅は200円を超える場面があり、2万7700円近辺で推移している。前日の米株式市場で主要な株価指数がそろって上昇した流れを受け、幅広い銘柄に買いが先行している。
金融引き締めに積極的な「タカ派」とされるアトランタ連銀のボスティック総裁が2日、今月21~22日に米連邦準備理事会(FRB)が開く米連邦公開市場委員会(FOMC)で「0.25%利上げに断固賛成する」と述べたと伝わった。市場では利上げ幅が0.5%に拡大するとの観測もあったため、利上げの加速への警戒が後退し、株の買い安心感を誘った。
東京市場では前日売りが目立ったグロース(成長)株の一角に見直し買いが入っているほか、鉄鋼や商社も高い。2月のカジュアル衣料品店「ユニクロ」の国内既存店売上高が好調だったファストリが大幅に上昇し、日経平均を押し上げている面もある。
東証株価指数(TOPIX)は反発している。
神戸鋼や三井物、アドテストが上昇。オークマや村田製も高い。一方、大塚HDが大幅安。板硝子や大日印、東海カも下落している。
〔日経QUICKニュース(NQN)〕