【ユニクロ展開】05年11月から持ち株会社体制。海外アパレルも展開。
2日前場寄り付きの東京株式市場で日経平均株価は続伸し、前日に比べ260円ほど高い2万9900円台前半で推移している。上げ幅は一時300円を超えた。米追加経済対策の成立や新型コロナウイルスのワクチン普及による景気の回復期待から1日の米株式市場で主要株価指数が大きく上昇し、投資家心理が上向いた。ただ、前日に大幅高となったこともあり、買い一巡後は上げ幅を縮小している。JPX日経インデックス400と東証株価指数(TOPIX)は上昇している。
2月27日に米食品医薬品局(FDA)が緊急承認した製薬大手ジョンソン・エンド・ジョンソン開発の1回接種タイプのワクチン出荷が始まった。米サプライマネジメント協会(ISM)が1日発表した2月の製造業景況感指数は好況・不況の分かれ目となる50を大きく上回ったこともあり、景気回復期待が一段と高まった。業種別では電気機器や機械などが買われている。
米長期金利の上昇速度が鈍化してきたことも材料視された。市場からは「昨年秋から株価上昇が続いていたことで金利上昇を理由に利益確定売りに出た投資家は多かったが、景気回復が続いており先高観が崩れたわけではない」(国内証券ストラテジスト)との見方があった。
個別ではファストリ、ソフトバンクグループ(SBG)が上昇している。ファナック、日電産、キーエンス、パナソニックも高い。一方、ZHD、NTT、花王は下落している。
〔日経QUICKニュース(NQN)〕