【半導体関連装置】半導体検査・計測装置が主力。
31日前場寄り付きの東京株式市場で日経平均株価は続落し、前日に比べ140円ほど安い2万7800円台後半で推移している。30日の米株式市場で主要な株価指数が下落し、東京市場でもきょうは投資家は運用リスクを取りにくく、幅広い銘柄に売りが出ている。
前日の米株式市場でダウ工業株30種平均が5日ぶりに下落して終えたことが重荷となっている。米市場ではハイテク株に売りが目立ち、ナスダック総合株価指数は1.2%安、主要半導体銘柄で構成するフィラデルフィア半導体株指数(SOX)は3%超の下落だった。きょうの東京市場でもレーザーテクなど半導体関連銘柄には売りが先行している。
ロシアとウクライナの停戦交渉の進展期待が後退したことも相場の不透明感を強めている。寄り付き直後には日経平均が200円超下げる場面があったが、米バイデン政権が新たなインフレ対応策を打ち出すとの一部報道を受け、下げ幅を縮めた。
JPX日経インデックス400と東証株価指数(TOPIX)はともに続落している。
31日に東証2部市場に新規上場したノバックは売り気配で始まった。
アドテストや板硝子、AGC、リクルートが安い。一方、郵船、川崎汽は買われている。住友鉱も高い。
〔日経QUICKニュース(NQN)〕