【トヨタ系】水平対向エンジンと四輪駆動技術が特徴。米市場が主力。
21日前場寄り付きの東京株式市場で日経平均株価は続落し、前日に比べ240円ほど安い2万6300円台前半で推移している。下げ幅は一時260円を超え、取引時間中としてはおよそ2カ月ぶりの安値を付けた。20日に日銀が大規模な金融緩和策を修正し、事実上の緩和縮小を決めたことを受け、引き続き売りが出ている。外国為替市場では円相場が1ドル=131円台後半と円高基調で、輸出関連株を中心に下落している。
日銀は20日の金融政策決定会合で、長期金利の上限を引き上げた。黒田東彦総裁は会合後の会見で「利上げではない」と強調した。一方、市場では一段の金融引き締めを警戒する声があり、投資家心理が悪化している。
外為市場では日米金利差の縮小を見込んだ円買い・ドル売りが進んでいる。円安の恩恵を受けやすい自動車関連株を中心に業績改善の期待が後退し、トヨタやSUBARUが安い。
東証株価指数(TOPIX)は続落している。
デンソーやパナHD、キーエンスの下げが目立つ。三井不や味の素、JR東日本も安い。一方、長期金利の上昇による利ざや改善期待から三菱UFJや三井住友FGが大幅に上昇。第一生命HDなども高い。
〔日経QUICKニュース(NQN)〕
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